現在「雲中歌 -愛を奏でる-」を見ています。
まだ半分すぎぐらいなのですが、はっきり言って飽きてきました。
なんといっても雲歌が好きになれない。
今まで見てきた華流ドラマで一番嫌いなヒロインかも。
一見思いやりがありそうに見えて、実は自分勝手で相手のことを考えていない、誰も信じていない。ご都合主義で料理はできる、薬にも詳しい、武芸もできる・・・ナニ、コイツ的なヒロイン。
古装劇のヒロインって、たとえ二人の男性の間で揺れ動くことはあっても、基本的には一途で、裏切られても裏切られても信じているか、逆に裏切られたら復讐するか・・・ってカンジだと思うのだけど。
全話見れるかどうか心配になってきました。
雲歌よりは敵役の霍正君のほうがまだ正直でいいよ。
霍正君の楊蓉さんって于正作品によく出演していて、ヒロインの敵役が多いんだけど、これがまたハマってるんだな。東陽歡娛影視文化有限公司(于正さんとこ)と契約しているようですね。ネットに于正氏とどういう関係?という見出し很多!こんな写真まであったワ(笑)
誰だこんなモン作ったの! 大爆笑!
案の定、豆瓣の評価もひどい。
58.4%が1って・・・\(◎o◎)/!
半分以上1かい・・・\(◎o◎)/!
それでも2018年版新笑傲江湖よりは高い・・・2018年版新笑傲江湖ってある意味すごすぎる(笑)
また「雲中歌」のアクションシーンを見ていて、カッコ悪いなぁーと思って「古剣奇譚2」を見て、江道海さんのことを知りました。
「古剣奇譚2」のアクションシーンと比べてみるとその差は歴然です。
于正作品なので、はっきり言って中味は期待していなかったし、「宮」や「班淑」みたいに楽しく見れればいいや、と思っていたのですが、全然楽しくないんですね。コメディ的要素がほとんどないからかな。 雲歌の性格が悪いからだと思う。
それでも百度などを見ると、視聴率は結構いいみたいです。
于正作品って、中国人(主に大陸の人)が好きな要素を詰め込んでいるのかもしれません。
以前、浅田次郎さんが「蒼穹の昴」のドラマについて「ドラマ化するとき、中国のスタッフが、どうしても宮廷内のメロドラマ的なものを入れたがる」ということを話していたことがあります。
恋愛、愛憎、宮廷内の権力闘争、恩讐・・・たぶんそういうの好きなんだよね。
「古剣奇譚2」は、无异と闻人羽、夷则と阿阮という風に、もうカップルが決まっていて動かなかったうえ、恋愛的要素より、冒険アクション的なもののほうが多かったので、一部の人にしかウケなかったのかもしれませんね。宮廷内の陰謀とか女の争いとかないしね。
また「古剣奇譚」は1も2も独特の世界観を持っていて、ドラマだけでは結構わかりにくいので、一般ウケしにくいのかもしれません。
逆のその独特の世界観が好きな人はハマるんでしょうね。
少し前に見ていた「花と将軍」(原題:将軍在上)、私は香港のハチャメチャコメディが好きなので「花と将軍」の前半部分がとても好きだったのだけど、中~後半になると普通の(?)宮廷権力闘争陰謀怨讐物語になってしまってすごく残念でした。
今度「花と将軍」の感想も書かなくちゃ。
やりすぎとも思えるくらい華やかな跳舞シーン
妓楼の客たちの反応もオーバーアクションでメチャクチャ楽しい。
香港の人はコメディ路線好きだけど、大陸ではあまりふざけすぎるとダメなのかもしれません。
ひと昔前(もっとか・・・笑)の香港の映画やドラマ、超ハチャメチャ多かったんですけどねえ・・・。トニー・レオンやアンディ・ラウ、ジャッキー・チュン、アーロン・クォックなどもみんなハチャメチャコメディやっていたんだよね。バリー・ウォンやチャウ・シンチー、今はもうウケないのかなぁ。スポンサーがつかないのかなぁ・・・。