神雕侠侶 〜天翔ける愛〜 のこと ①
オープニングの「于正作品」ってのを見ると「笑傲江湖」の前例があって、どうも見る気が起きず(笑)ず~っと見ていなかったのだけど、鄭国林の郭靖が見たくなってアマプラで見はじめてしまいました。
カッコイイ小江がおっさんの靖哥哥になっちゃった~(笑)とか言いながら見ています。
鄭国林の郭靖、なかなかいいカンジです(^^)
純朴で人のいい郭靖、とても似合っています。
でも、95年版「神雕侠侶」ではもう少し大人になっていたんだけど・・・こっちの郭靖大丈夫か?いったい今いくつだ?とも思ってしまう(笑)。
でも、わかっていてやってる、というカンジもします。
以下、現時点でのざっくりとした感想(・・・かな?)
于正作品なので、キャスティングは無駄に人気俳優美男美女をとりそろえています。
呉磊くんのやんちゃな楊過、メチャクチャかわいい\(^o^)/
あまり期待していなかったんだけど、ずる賢いやんちゃっぷりがすごく上手くて、見ていてとても楽しかった。確かに楊過の子供時代ってこんなカンジかも。
小さいときからひとりで生きているので、ずる賢くて困ったちゃんなところも多いんだけど、心根はいい奴なんだよね。
陳暁の楊過も悪くない。
まだ若いときの部分しか見ていないけど、やんちゃなまま大きくなって、それでもちょっぴり大人になって、強くなって、小龍女を愛するようになって成長して・・・というのが感じられる。
そして、うわさの小龍女・・・
うわぁ、これがうわさの小龍包かぁ・・・(笑)
確かにこれはミスキャストだわ。
どうした于正!(笑)
陳妍希が下手とかじゃないんだよね。
かわいいけど、全然小龍女のイメージじゃないんだよねえ・・・。
(「笑傲江湖」の岳霊珊みたいな役なら似合いそうだけど)
原作を知らない人はともかく、知っている人は、これは怒るわな(笑)
健康的で笑顔がまぶしい小龍女なんだもん(笑)
特に95年版の李若彤の小龍女を見ちゃうとねえ・・・
美しくてイメージピッタリですごくカッコ良かったし、感情を抑えたクールな演技も上手かったのよ。
95年版 李若彤の小龍女
そういえば、陳暁と陳妍希って結婚したんだよね。
もしかしてこのドラマがご縁だったのかな。
もしかしてそれ以前におつきあいとかしてるのがあって、ペアで起用されたとか?
(古剣奇譚弐の例もあるので・・・)
どうなんでしょうね?
于正作品なので、無駄にラブロマンスやら愛憎劇やらがあるのは覚悟の上。
最初の延々と李莫愁はとばしました(笑)。
趙志敬あたりもやりすぎでしょう。 この人どうでもいいし
王重陽とかも95年版だとサラッと語って終わりなんだけど・・・俳優さんを出して絵を撮りたかったのかな、というカンジ(笑)
キャスト見ていると馮蘅(黄蓉の母親)とかあるんで、これからもあるんでしょうな。
自分とこの俳優使いたかったのかもね・・・(笑)
アクションシーンも結構多くて楽しいんですが、やっぱりアクションでVFX多用するとゲームキャラみたいになってしまいますね。
ファンタジー系ならまあ許せるのですが、武侠モノはやっぱり人がやっていることを感じられるほうがいい気がします。
そんなこんなで色々つっこみながら見ていますが「笑傲江湖」みたく「うわぁ、これはもうだめ」っていうカンジじゃないし、無駄な愛憎劇以外はほぼ原作どおりに進んでいるので結構楽しんで見ています。
監督が李慧珠という香港の方なので、ひどい脱線してないのかも。
脚本は于正だけど・・・(さすがに「笑傲江湖」で懲りたのか?)
原作知らない人は「小龍女がぁ・・・(号泣)」とか言わないで見れると思うので(笑)それなりに楽しめると思います。
原作知っている人は、無駄な部分はとばして見るとか、つっこみながら見るとか(笑)
バリバリの小龍女ファンの人は見ない方がいいかもね・・・。
子役ちゃんたちはとってもかわいい!
【追記】笑えたのが、楊過が初めて桃花島へ行くときは豪華大型客船(しかも全く他人の客もいる)なのに、郭靖と一緒に全真教に行くときには手漕ぎのボート!爆笑ものでしょ。しかも桟橋からでなく、海岸から船出。いくらなんでもそれはないでしょー(笑)どこにあるんだ桃花島&終南山。
こういうところはいかにもセット~でもTVB版のほうがちゃんとしてるんだよねえ。
現在は沈家門というところから1時間かからないで行けるみたいなので、手漕ぎのボートもありなのかも(でも普通は船頭さんを雇うのでは・・・)
近場だとしたら、昔は豪華大型客船なんてなかったのでは・・・。
船上で泥棒騒ぎとかやってるヒマなく島に着いちゃうんじゃ・・・。
桃花島から終南山は結構遠そう。
重陽宮ってのも、ちゃんとあるんだね。
【追記2】なんだか欧陽鋒がギャグキャラになっていますね(笑)まあ、見方によってはそうなんですが。楊過と一緒にいるとかわいく思えて憎めなくなってしまいました。
あと洪七公のラブロマンス(きたかーってカンジ(笑))、あれはありえねー、って気がするな。目がみえなくても耳がきこえなくても、好きな人ならわかるんじゃないかな。においとかからだつきとか・・・ねえ。
とにかく金庸の小説読んでいると「武林の人達、もっと人の話をよく聞けよ」って思っちゃうね(笑)