プライムでいろいろ華流ドラマを見ていますが、どうもアクションがイマイチ、イマニ・・・なんだかパッとしないなぁと思っていました。
古剣奇譚2のアクションはカッコよかったなぁ・・・と、23・24話を見て、動作導演(アクション監督)をチェック。 末尾に23・24話の動画を追加しました!
江道海さんという香港の方で、とても有名な方のようです。
古剣奇譚2のアクションシーン、見せ方がとても上手いのです。
23、24話の夷则のアクションシーンなんて、映画にしてもおかしくないくらい。
ワイヤー、VFXはもちろん、スローやストップモーションを使ったり、引いて全体の動きをとらえたり、アップにして役者の表情をとらえたり、髪や衣装がふわっと動く様子をとらえたりなど、細かいところまで非常にこだわった映像を作っています。
カメラもバンバン切り替わるし、絶妙な緩急のつけかたは本当に上手いです。
立ち回りもワンパターンにならず、迫力があります。
下手なアクションってワンパターンなのよね・・・監督のせいなのか役者のせいなのかはわからないけど。
そして、役者の止まったときのキメポーズがとてもカッコイイ!美しいのです。
特に、谢衣の张智尧さん、夷则の李治廷さんは、スタント使っていないらしいのでいろいろ撮れるのでしょう。
役者の力量などもあるかもしれませんが、動作導演のセンスが光っています。
无异のドタバタコメディアクションもコミカルで楽しくてよかったなぁ。
夷则の李治廷さんはすごく頑張っていたようですね。
夷则のアクションシーン、カッコ良かったもんね。
唐季禮(スタンリー・トン)監督は、李治廷さんのことを「25年前のジャッキー・チェンのようだ」と絶賛しています。
Wikiによると香港映画のアクションシーンに関してはアクション監督がほぼ全権をもっているようです。
アクション監督が映画に関わる段階として、アクションシーンに関するロケハンおよび役者のトレーニング、アクションの立ち回りの設計(撮影前にはアイデアを俳優やスタッフに伝えるためのビデオコンテと呼ばれるテスト版映像を制作もする)、カメラワークの指示(動きを一番把握しているために時には自らカメラを回すこともある)、OKテイクかどうかの判断も含めた撮影、撮影したシーンの編集、編集後の効果音の確認までをこなす。
古剣奇譚2のアクションを見ちゃったから、他のドラマのアクションシーンが物足りなく思えちゃうのかもしれません。
ジャッキーと江道海先生\(^o^)/
【10/6追記】
まだ「古剣奇譚2」を見たことがない方のために、23・24話夷则のアクションシーンから再生するものをはっておきます。是非見てください。
23・24話についてはこちらにも記載しています。
【2023/10/18追記】日本語字幕版を見ていてあらためて思ったのですが、アクションシーンに音楽もバッチリあっていますね。まるでアクションシーンにあわせて音楽をつくったみたい。もちろん先に撮影して編集してそれにあわせて音楽をつけていくのだと思うんだけど、本当に上手くあわせてあります。あわせやすいような音楽を作ってもらったのかな。それとも、音楽にあわせて映像を編集したのかも。