快樂至上♪

【ネタバレ注意!】中華武侠モノのテレビドラマのあらすじ・感想・覚書など

オススメ華流ドラマ・・・豆瓣でチェックしてみた <前編>

もし誰かに華流ドラマを勧めるとしたら、あなたのオススメは何ですか?
(但し、日本語字幕付で公開・レンタル可のものに限る)

 

私の場合はこれかな~と思うものをご紹介。
豆瓣の評価もあわせてチェックしてみました。

 

「琅琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜」

まずは、断然「琅琊榜」ですね。

中国歴史もの、武侠もの、宮廷怨讐劇、ミステリー、人間ドラマ、アクション・・・など色々な要素が含まれているので、こういうドラマが好きな人ならきっと夢中になると思います。

豆瓣で9.4なんて高評価、見たことないんですよ!!!\(◎o◎)/!!

この人数で、ほとんどの人が5をつけているのもすごい。

原作者本人による細部にまでこだわった脚本は、初校があがるまで6ヶ月、撮影中にも修正を続け完璧を求めたそうです。だから、物語の展開、複線、心理描写など、本当に上手く作られていて、見る人を夢中にさせます。

2度見ると、2度目は色々気づいてさらにおもしろい、別のおもしろさや感動があるって、すごいドラマですね。

俳優陣ももちろん上手いですし、衣装や小道具なとも上品で美しい。

これを超えるドラマは、しばらく出てこないんじゃないかな・・・と思っています。

 

私はよく日本語のダサい副題に文句を言っていますが、この「麒麟の才子、風雲起こす」という日本語の副題は、まさにそのものなので良いですね。

英文の副題がまたカッコよくて「Nirvana in Fire」(炎の中の涅槃)。

もしかして原作者が考えたのかな・・・なんて思っています。

※「Nirvana in Fire」は「火の中の涅槃」でも良いと思うのですが、炎・焔には「怒りなどの激しい感情や欲望で燃えたつ心をたとえていう語」という意味もあるので使ってみました。焔でも良いと思いますが、炎(ほのお)のほうが読みやすいかと思いこちらにしました。

 

続編にあたる「琅琊榜〈弐〉〜風雲来る長林軍〜」もあり、こちらもかなりおもしろいのですが、やはり壱には及びません。弐を見るときも壱を見てからのほうが、あの人がこうなるんだ・・・などかわかるので、まずは壱を見ることをおすすめします。

ちなみに参も製作中?みたいです。

 

物語がわかりやすいもの、イケメンが出ているカッコイイものがいいなぁ・・・という人には「陳情令」でしょう。もちろんBLが好きな人にもね(笑)

「陳情令」はいわゆる一流どころの俳優はほとんどいないし、お金も他のドラマほどかけていないみたいなんだけど、とてもおもしろい。物語がスリリングで目が離せないのとキャラクターがとても魅力的なんですよね。

最近の仙侠ファンタジー系古装ドラマにありがちな、複雑でわかりにくい設定や人間関係もほとんどないので、見ていて物語がわかりやすい。

BL小説が原作だけあって、魅力的な男性キャラがいっぱい出てきます(笑)
女性キャラはかなり少なめ(笑)

 

ラブストーリーが好きな人向けなら、やっぱり「永遠の桃花~三生三世~」でしょう。

続けて「夢幻の桃花~三生三世枕上書~」も良いかも。

 

歴史モノは好きだけど、あまりドロドロしたのはイヤ、楽しく見たい・・・という人には「大唐見聞録 皇国への使者」がおすすめ。現代の青年が唐の時代にタイムスリップ、現代の知恵を使っていろいろな問題を解決していくという定番のストーリーですが、コミカルで楽しい。

全部見終わってラストが、なんかうーん・・・となっちゃった人は、日本では公式には公開されていないようですが「超甜番外」というのがあるので、動画サイトで検索して是非見て下さい。ラストの印象がかわりますよ(笑)

 

 

同じくコミカルなもので「花と将軍 -Oh My General-」

これ、前半は爆笑ラブコメ路線で、とってもおもしろいんですけどねェ・・・後半がお決まりの宮廷怨讐劇みたいになっちゃうのがとても残念。しかもつまらん(笑)

突然始まる妄想劇場やお花ヒラヒラの跳舞劇場が大好きです(笑)

ちなみに衣装担当はワダエミさん。そのせいなのか、セリフの中にもなぜか時々日本語がきこえます(笑)

 

三国志好きな人には三国志 Secret of Three Kingdoms」

違った視点からの三国志が楽しめます。

どっかのレビューにあったけど、お馴染みの三人組が出てこない三国志です(笑)。

もちろん、三国志詳しくない人も楽しめるようになっています。

このドラマもきちんと物語の流れを考えて作られていて、最後まで安心して見ることができます。

ラストも印象的で、私的にとても好きな終わり方でした。

馬天宇が若き皇帝劉平(楊平)役。古剣奇譚のかわいい蘭生のイメージが強かったけど、大人っぽくなったなぁと・・・でもやっぱりかわいかったわ(笑)

韓東君の司馬懿もイメージがあっていてよかったです。この司馬懿と楊平が義兄弟の間柄で、ものすごく仲良くて、頼り頼られ信頼し合っていて、伏寿に「男色」とか言われるほど(笑)。この時代の義兄弟なので、さもありなんとおもいつつも、見方によってはBLかも(笑)。でも、とても気持ちの良い間柄の二人なのでした(^^)

 

思ったよりえらい長くなってしまったので、後編に続く(笑)

カッコイイ写真も美しい写真もあったけど・・・これ、あまりにもかわいくて・・・(笑)

 

強くてかわいくて蘇哥哥が大好きな飛流も好きなんですが、密かに味方してくれる太監總管の高湛さん、かなりお気に入りです(笑)メインで映っているところ以外でも微妙な表情してたりと細かいお芝居しているので2度目以降ご覧になる方は是非注目して見て下さい(^^)

古剑奇谭 2のこと ㊳ 第26話より ~謝衣帛書~

第26話に出てくる「謝衣帛書」についてです。

 

帛書(はくしょ):古代中国などで製作された帛と呼ばれた絹布に書かれた書のこと。

前半の歴史や経緯について書かれている部分は、そのまま史実がわかればいいのですが、後半には谢衣の考えが書かれていて「ちゃんと理解したいな~」と思って何度も見ていた部分なので結構こだわっています(笑)。

原文、日本語字幕、英文字幕を比較してみました。

謝衣帛書(後半部分)

 

原文(中文)

我一生心血尽付偃朮
満以为終有一日
能以所谓偃朮超越所谓天道

然而 恰恰因为我試图逆天行事
才給了心魔可乗之机

多年来我時常自间
我所做的一切
究竟是对是错

以凡人渺小之力
试窺浩瀚天道
终究不过是镜中捞花
苍猿捉月

后世能重組通天之器者
必是位出色偃师

同为偃师
我亦明白
究尽天地奥秘 探究偃术极限
及至超越世間一切天道規則
是我们最迫切的願望

只望此书能令后求者
略微感慨天命可畏
切記

日本語字幕

生涯、心血を注いだ偃術が
いわゆる自然の摂理を超越できると信じていた

だが、私が摂理に背こうとしたことで
砺罂に隙を与えてしまった

長年、自問してきた
私のしたことは正しかったのか

小さな力で自然の摂理に挑もうなど
到底 不可能なことだったのではないか

通天の器を再び組み立てるのは
秀でた偃術師だろう

同じ偃術師としてわかる
奥義を極め 偃術の限界を探求し
自然の摂理を超越する
それが我々の願いだ

これを読んだものが
自然に畏敬の念を抱くようー
切に望む

英文字幕

I've devoted my life to Yanjia Skills,
thinking that some day I can conqure the Law of Nature.

However, my wishful thinking to go against the Nature
gave a chance to the Mindslayer Demon.

I keep asking my self for years,
did I do it right,
or wrong?

As a tiny, insignificant human being,
I tried to grasp the secrets of the Nature.

My attempt was like picking a flower in the mirror
or pulling the reflection of the moon in the water.

He who can reassemble the Celestial Device
must be an excellent Yanjia Engineer.

And as a Yanjia Engineer myself,
I know we all long to
exhaust the knowledge of the world and reach the extremes of yanjia skills,
and even to break the rules the Nature imposed on us.

Despite all these strong desire,
I still hope that this book can remind you  to be awe of the Nature.
Remember it.

 

英文字幕の翻訳(by 小蘭)

私は偃術に人生を捧げてきた
いつか自然の摂理を征圧できると思いながら

しかし、自然に逆らう私の甘い考えが
心魔につけいる隙を与えてしまった

何年も自分に問い続けている
私のしたことは正しかったのだろうか
間違っていたのだろうか

ちっぽけな取るに足らないひとりの人間であるにもかかわらず
私は自然の神秘を掴もうとした

私の試みは鏡の中の花を摘むようなものだった
水に映る月を取ろうとするようなものだった(※注1)

セレッシャル・デバイス(通天の装置)を再構築できる者は
優秀な偃術者のはずだ

私自身、偃術者としてわかる
我々(偃術者)は皆、世界中の知識を余すことなく研究尽くし、偃術の奥義に到達し、
さらには自然が我々に課した法則の破壊さえ望むことを

だが、これらの強い願望にもかかわらず、
この書があなたに自然への畏敬の念を思い出させることを私は願う
どうか覚えておいて欲しい

日本語字幕を見ていて微妙に違和感を感じたのは、最後の部分へのつなげ方が不自然だったからかもしれません。

「以凡人渺小之力 试窺浩瀚天道 终究不过是镜中捞花 苍猿捉月」も、日本語字幕では「小さな力で自然の摂理に挑もうなど 到底 不可能なことだったのではないか」と非常にあっさりと訳されていて少し残念。わかりやすくて美しい比喩の部分なので、きちんと訳して欲しかったです。

日本語字幕は随分簡略に訳されているような気がします。字幕だから仕方がないといえば仕方がないのですが・・・。

英文字幕は内容に込められている本来の意味や意図をくみ取り、場合によっては補足した翻訳になっているように思います。

映画なら字幕は字数制限もあると思うのですが、動画配信やDVDは多少文字数が多くなっても、止めて読んだりするから問題ないのではないか、むしろわかりやすく翻訳したほうがいいのではないかと思います。

英文字幕は長いものは止めないと読めないです(笑)

それにしても中国語は、少ない文字数で深い意味や表現が可能な言葉だなあといつも思います。

 

※注1:苍猿捉月(蒼猿捉月)は日本語では「猿猴捉月」という四字熟語にあたるようです。

欲をおこして前後をわきまえず、無謀な行動をとって大失敗すること。身のほど知らずが、その結果身を滅ぼすことのたとえ。

猿猴捉月(えんこうそくげつ)とは? 意味・読み方・使い方 - 四字熟語一覧 - goo辞書

 

 

「通天之器」が英文では「Celestial Device」と訳されていて、なるほど!と思いました。天・異空間、または、天国・桃源郷(のようなところ)へ通じる装置、というカンジでしょうか。

日本語で「器」を「うつわ」と読んでしまうと、皿とかお椀のイメージになってしまうので、せめて「通天の装置」「通天の機器」・・・とかにして欲しかったかな。

以上の翻訳や意味をふまえて、私なりに訳してみました。

 

謝衣帛書(後半部分) 翻訳:小蘭

 

私は偃術に人生を捧げてきた
いつか偃術で自然の摂理を超越できると思いながら

しかし、自然に逆らおうとしたがゆえに
心魔につけいる機会を与えてしまった

何年も自分に問い続けている
私のしたことは正しかったのだろうか
間違っていたのだろうかと

 

定命の人の身でありながら
広大な天地の理を窺い知ろうということは

鏡の中の花を摘もうとするようなものである
水に映る月を取ろうとするようなものである

 

通天の装置を再構築できる者は
すぐれた偃術者のはずだ

私自身、同じ偃術者としてわかる
すぐれた偃術者であれば、この世の知識を余すことなく研究し、
偃術を限界まで極め、自然の摂理さえも超越したいと望むだろうことを

 

この書が後世の者に
自然への畏敬の念を思い起こさせることを願うばかりである
どうか覚えておいて欲しい

原文(中文)で見ていて、意味はだいたいわかっているつもりでしたが、いざ日本語に翻訳するとなると難しいんですよね。

英文のように、最後の文の前に、そうであったとしても、しかしながら、だが・・・という言葉をいれるとわかりやすいのですが、あえて原文にあわせてそのままにしてみました。これならよく読めばわかると思うのですがどうでしょうか。

 

 

謝衣帛書の翻訳した部分からはじまります。

youtu.be

 

youtu.be

 

私が翻訳にこだわるのは谢衣がらみのところばかりですね・・・(笑)

古剑奇谭 2のこと ㊲ 第41話より

日本語字幕のおかげで、今まで詳しくわからなかったところや疑問に思っていたところが解決して非常に助かっていますし、楽しく学習させてもらってます(^^)

 

しかし、日本語字幕を見たがゆえに逆にわからなくなってしまったところや、疑問に思うところも出てきてしまいました・・・(^_^;)

前はこう思っていたけど、今見てみるとこうかも・・・というところもあります。

私の語学力が足りないだけかもしれませんが・・・(^_^;)

 

気になるので今後の課題としてメモしておくことにします。

実は以前もこのブログでドラマのセリフの翻訳をしているときに、例えば「執念」や「単純」などの単語やセリフに納得がいく訳が浮かばなくて、しばらくメモしておいていろんなドラマを見たときにチェックしたり、ネットで調べたりして、ようやく納得のいく訳をつけたものもあります。

「不枉心存执念一个」ひとつのことに執着することは無駄じゃない、からいいんじゃないかと思う(笑)

 

あくまでも私の学習のためであって、日本語字幕のあら探しをしたいわけではありませんのであしからず。

 

第41話 神女墓で初七(谢衣)が最後を迎える場面で巫山神女を見てつぶやくセリフ。

 

「真是个既熟悉又陌生的人」

日本語字幕は「親しくもあり、見知らぬ人」となっていました。

 

私は「なつかしいけれど、別の人だ」「よく知っているけれど、別の人だ」というカンジではないかと思うのですが・・・。

 

本物の谢衣が知っているのは阿阮で、阿阮は本物の巫山神女じゃないからこう言ったんだと思うんです。

 

ちなみに英文字幕では「What a familiar yet stranger person」となっていました。

「なんとなつかしい、だが(この人は)別人だ」というカンジでしょうか。

 

今回見直しているときに、気になるところだけですが、英文字幕もチェックしました。

さすがに英文は上手く訳してありますね。華僑は多いからね。きっと英中両方に精通した人が訳しているんでしょう。

 

日本語字幕では華麗にスルー(笑)されていた「不要罔罝性命」「Don't waste your life like this.」となっていました。(私の様に・そのように)性命を無駄にするな という意味と(私の様に)人生を無駄にするな とどちらにもとれそうです。

 

「死在这儿、当真是我最好的結局」「It's a perfect time for a curtain call」
上手いですね。中文は、ここで死ぬことは、私にとってまさに最高の結末だ というカンジですが、英文は、まさにエンディングにふさわしいときだ というカンジでしょうか。カッコイイ訳ですね。

私的には「ここで死ぬのが、私にとって一番良い最後だ」ってカンジかなぁ・・・。

初七(=谢衣)は、无异たちに昭明剣心と後のことを託して、自分はここで最期を迎えようと覚悟してたんだろうね。

 

「不要罔罝性命」の意味もちゃんとわかったので、初七(=谢衣)のラストシーンは全部翻訳しなくちゃね(^^)

 

古剑奇谭 2のこと ㊱

つまみ見をしていた日本語字幕バージョン。字幕はいたってまともで、イメージが崩れることはなさそうなので、ついに通して見はじめてしまいました (^_^;)

无异ママがよく无异のことを「臭小子」って言うんだけど、それが「バカ息子」って訳されていて、いや~、笑った笑った。上手いですねェ~(^^)

禺期も无异のことを「小子」「臭小子」って呼んでいるんだけど、こっちは「小僧」ってなっていて、それもピッタリ~(笑)

物語の本筋とはあまり関係ないんだけど、こういうところにキャラクターの性格がよく出ているので、チェックするの好きなんです。

禺期は自分のことを「我」ではなく「吾」って言うんだけど、これが「我が輩」って訳されていて、なるほど~と思いました。古代の剣の職人さんだからね。

私的には禺期は「俺」か「儂」ですね。このドラマの雰囲気だとそんなカンジかなぁと思っています。

 

「男人婆」はどう訳すのかな~と楽しみにしていたら、スルー(又は闻人って訳)されていた・・・(^_^;) 残念。

男っぽい女性、ボーイッシュな女性、ってカンジのようですが、昭宁はあまりいい意味で使っていないと思うので・・・男みたいな女、男勝りの女、男女・・・ってカンジでしょうかネ・・・(^_^;)

 

「三脚猫功夫」(无异ママや闻人が无异のイマイチ、イマニの功夫の腕前をこう言います)もどう訳すのかな~と思っていたら、「あの程度の腕前」とか意外とあっさり。未熟な腕前ってことなんだけど、无异ママなら「おそまつな功夫」「へなちょこ功夫」とか、もっと辛辣なこと言いそうな気が・・・(笑)

あと、一番最初に公開されたものと、しばらくたってからのものって内容が少しちがうのでは・・・少し編集されてるのではないでしょうか。

全く確証はないんですが、あれ、こんなだったかな~と思うところが何箇所かあるんです。単に私が台詞から脳内変換して映像作っているだけかもしれませんが・・・(^_^;)

 

例えば、華月が家族からひきはなされて、流月城に連れて行かれる回想場面とか、子供の頃の闻人羽が、師父に手の合図についての話をしてもらっている場面とか・・・ありませんでしたかね・・・。

制作風景などの動画もたくさん見ていたので、それ(ボツ映像?)と勘違いしているのかも・・・。

 

流月城の人たちが谢衣の待っている忘川のところへ行く場面って、不念が流れていましたっけ?チベッタンボウルみたいなヒーリング音楽みたいなやつじゃなかったかなぁ・・・とか。

もし、気づいた方がいらっしゃったら教えてください。

でも、优酷(Youku)で公開当時にオンタイムで見ていた人なんて、日本にはあまりいないだろうなぁ・・・(在日中国人とか華僑とかならきっといるよね・・・)

 

古剑奇谭 2のこと ㉟

古剣奇譚弐のストーリー紹介などがどうもイマイチ、イマニなので、ちょっと私なりに考えてみました。

偃甲(メカ)オタクの楽無異、百草谷の天罡(兵士)聞人羽、太華山の道観で育てられた第3皇子の夏夷則、自称巫山神女の阿阮の4人は、それぞれの理由で伝説の偃术大师謝衣を探す旅に出る。

 

各地で起こる怪事件に遭遇した4人は、流月城という組織がかかわっていることに気づく。流月城もまた谢衣を探していた。流月城と謝衣の関係は。

 

謝衣が幼い無異に託した印記の秘密とは。楽府に封印されていた古剣と無異の出生の秘密とは。

 

謝衣と古剣をめぐる旅と冒険、そして戦いの中で、数々の秘密が明らかになっていく。

古剣、偃甲、法術とアクション満載の冒険ファンタジー

これじゃ、夷则が左利きじゃん・・・(^_^;) 
元のままでいいのに、なんでわざわざ裏返して組みなおすのかなぁ・・

 

レンタルやアマゾンプライムなどでも日本語字幕付きバージョンを見ることができます。

興味のある人は是非!

 

古剑奇谭 2のこと ㉞

がく・ぶい、ぶんじん・う、か・いそく、あげん、しゃ・い・・・これな~んだ?

答え:楽無異、聞人羽、夏夷則、阿阮、谢衣・・・のことです (^_^;)

 

 

アマゾンプライムにある「古剣奇譚~天翔ける運命~(字幕版)」のエピソード紹介を読んでいたら笑ってしまいました。

わざわざ日本語の音読みにするの、もうやめたほうがいいと思う。

中華系の俳優や歌手、政治家や文化人なども、今はほとんどが発音にあわせてカタカナ表記しているでしょう。

なんで映画やドラマの登場人物をわざわざ日本語音読みにするのかなぁ。

 

聞いていたら「ぶい」なんて言ってないのわかるじゃん。

「ブイ」ってブタかよ、って思っちゃった・・・(笑)

他のドラマでもあったけど、日本語音読みにすると、全然かわいくなかったり、カッコよくなかったりするのね。

 

以前中国の人に聞いたことがあるけど、名前をつける漢字を選ぶときに、まずその漢字のもつ意味を大事にするらしいんだけど、そのつぎは「音」なのだそう。

そしたら登場人物の名前もできるだけその音に近いものにしてあげたいじゃない。

ブイとかシャイとかイソクとか・・・マジでやめてェーーーーーと大声で叫びたい。

ブンジンって文人かい?(笑)

アゲンなんて全然かわいくないじゃん (^_^;)

カ・イソクって快速かよ・・・(>_<)

グキとかショ・シチとか・・・もう、やめて~(T_T)

 

笑傲江湖や射鵰英雄伝は、ドラマを見る前に小説を読んだのでまだ抵抗が少なかったけど。

それでも、ドラマを見ちゃったら、令狐冲はリンフー・チョンで、冲哥はチョン・カーだし、郭靖はグォ・チンで、靖哥哥はチン・カーカ、になっちゃうんだよね。

登場人物がお互いにいろんな呼び方をしているのも華流ドラマや小説のおもしろいところで、それは古剣奇譚弐でも同じ。

例えば闻人羽は无异のことを「无异(ウーイー)」って呼んでいるけど、夷则は「乐兄(ユエション)」、阿阮は「小叶子(シャオイェズ)」って呼んでいるんだよね。

そういうところはどう訳しているんだろう。

偃甲をどう訳してるのかなと思って、ストーリー紹介読んでいたら偃甲は偃甲(えんこう)ってなっていた・・・(^_^;)

最も下手に訳すより、日本語字幕なら漢字のままにしておいたほうがよいのも。

 

日本語字幕はつっこみだすときりがないのですが、せめて言葉がわからない人にもドラマや映画の内容がちゃんと伝わるように訳して欲しいものです。

前にも書いたけどアマプラの「青雲志」は本当にひとかった。登場人物が男か女か、一般人か武林の人なのか・・・などの区別すらついていなかった。あれなら、私は字幕ナシで見るよ(2~3回みれは7~8割はわかる・・・と思う)。時間さえあれば、私が字幕つけたほうがずっとマシ!(怒)レベルでした。

 

【追記】実はアマプラが無料になっていたので、つまみ食いならぬつまみ見をしています(笑)翻訳自体はいたってまともなようで「青雲志」のようなことはないみたい。

おかげでイマイチ理解できていなかったところもよくわかりましたし、こういうのはこう訳すのか!なるほど~というのもあり勉強になりました。

 

无异は自分のことを「僕」と言ってるのも、やっぱりそうだよね、ってカンジ(私もそう訳しています)。

无异の「爹娘」は父上、母上って訳しているようです。

私的には无异の「爹娘」は「パパママ」のイメージなんだけど(笑)まあ、ゆずって「父さん、母さん」かな。

 

時々「え?それ誰のこと?」「なにそれ?」っていうのもあって・・・。

例えば无异の「少爷」が「ぼっちゃん」とかなっていて、爆笑してしまった(笑)

无异は確か21~2歳のはずなんだよね。「若様」とか「若旦那様」あたりだろうなぁ。

「小叶子」も「葉さん」となっていて、「えー?誰それ」って(笑)

阿阮が无异の姓「楽(ユエ)」の音をききちがえて「葉(イエ)」になっちゃった呼び名なので「イエちゃん」とか「葉ちゃん」とか「葉っぱちゃん」(笑)とかにして欲しかったな。(「がく・ぶい」にするからいけないのよ)

日本語って難しいですね(笑)

 

名前や呼び方は、その人の性格やその人との関係がよく表れているので、やっぱり原語できいてたほうが雰囲気がでますね。翻訳するのは難しいのかもしれません。(でも日本語音読みはやめてもらいたい)

古剑奇谭 2のこと ㉝ 不枉

 

久々に「古剣奇譚弐」を見はじめたら止まらなくなってしまいました(笑)。

やっぱりおもしろいなぁ。

何度も見ていると細かいところもよくわかるようになるし、いろいろ気づくことも多いですね。

エンディングの「不枉」聞いてると、元気が出てきます。

そういえば、翻訳していなかったなぁ、と思って、ちょっとやってみようか・・・とはじめたら・・・

これ、翻訳が難しい!

直訳するならいいけど、ちゃんと歌詞的に、詩的に訳すのは難しい。

そもそもタイトルが「無駄じゃない」だからね(笑)・・・日本語ではちょっと考えられないよね。

とうしよっか、コレ (^_^;)

少しづつ手を加えてまともな訳にしていくつもりです。

見るたびに変わっているかもしれません (^_^;)

 

youtu.be

 

不枉 (《古剑奇谭2》影视剧片尾曲) - 付辛博

词:张张

曲:闫天午

编曲:闫天午

混音师:时俊峰

音乐出品发行:燃音乐

 

 

不枉             無駄じゃない

 

不枉此生走这一遭       この人生という旅は無駄じゃない

悲欢离合不妨我逍遥      喜びも悲しみも旅の友としよう

历尽长夜至今朝        長い夜を経て今朝ようやく

世间情方能知晓        愛というものを知ることができた

 

不枉心存执念一个       ひとつのことに執着するのは無駄じゃない

就算最终会求而不得      たとえ最終的に求めたものが得られなかったとしても

倾注终生再回首        一生を捧げて振り返ってみよう

叹命运无常却以苦为乐     運命の無常にため息つく苦しみも楽しみにして

 

天下之大策骏马扬剑行侠    この広い世界 馬に乗り剣を携え行こう

不负数载年华         生きているかぎり

风吹枝头花          風は吹き 枝に花が咲く

嫣红的晚霞          真っ赤な夕日

皆成为难忘笔画        全て忘れられない絵画となる

 

众人之初生来有几多偏差    人生の初めは皆どのくらいちがいがあるのだろう

唯自己能运笔将这故事写下   僕の物語を書けるのはこの僕だけ

千山万水 这一程煮酒过天涯  幾千もの山河 酒を携え 世界を巡ろう

路在我脚下          道は僕の足元にある

 

不枉此生与君同道       この世で同じ道を歩むのは無駄じゃない

生死一线无畏这分毫      生と死が紙一重だって怖くない

历尽善恶是非扰        善と悪を経験することは無駄じゃない

休让我认命飘摇        自分の運命をあきらめちゃいけない

 

不枉世上风险相随       この世の危険なことも無駄じゃない

就算最终会无路可退      たとえ最後に出口がなかったとしても

难逃此劫不曾悔        禍から逃れられなくても後悔しない

命运再无常也甘愿奉陪     運命が予測不能でも一緒に行こう

 

天下之大任凭我四海为家    この広い世界 すべてが僕の家

不负数载年华         生きているかぎり

过桥盼烟花          橋を渡って花火を楽しもう

良辰诉情话          良き日には愛の言葉をささやこう

皆因为心上的她        すべては心の中の彼女のために

 

众人之初生来无几多偏差    人生は初めから皆それぞれちがっている

唯自己能运笔将这故事写下   僕の物語を書けるのはこの僕だけ

千山万水 下一程煮酒过天涯  幾千もの山河 酒を携え 世界を巡ろう

路在我脚下          道は僕の足元にある

 

天下之大任凭我四海为家    この広い世界 すべてが僕の家

不负数载年华         生きているかぎり

过桥盼烟花          橋を渡って花火を楽しもう

良辰诉情话          良き日には愛の言葉をささやこう

皆因为心上的她        すべては心の中の彼女のために

 

众人之初生来无几多偏差    人生は初めから皆それぞれちがっている

唯自己能运笔将这故事写下   僕の物語を書けるのはこの僕だけ

千山万水 下一程煮酒过天涯  幾千もの山河 酒を携え 世界を巡ろう

路在我脚下          道は僕の足元にある

 

 

ドラマのエンディング、キャスト・スタッフ名なしバージョン。

このイラストもすごく気に入って、ドラマを見はじめたんだよね。

youtu.be

 

ひとつのことに執着するのは無駄じゃない

たとえ最終的に求めたものが得られなかったとしても

 

ものすごく无异らしい歌なんだよね。

 

ドラマの中でも、このMVの最後のセリフのところでも、似たようなことを言ってるね。

古剣奇譚弐で描かれているテーマの1つなんでしょうね。

 

ファンの方が作った動画。すごく気に入っています。

youtu.be

 

気づいたことがありましたら、コメントお寄せください。

しかし「煮酒」って何だろう?・・・(^_^;)

 

 

日本語字幕バージョンの訳も載せておきます。

私のとだいぶちがうかも・・・(^_^;)

 

この一生を決して無駄にしない

出会いや別れで自由は阻まれない

長い夜を経た今なら

男女の情もわかるさ

 

この熱い思いを無駄にはしない

手に入らなくても気にしないさ

命をかけた人生を振り返れば

これも運命だと楽しく思える

 

広い世の中を思いきり駆け抜けよう

歩いた歳月を決して裏切らない

風に揺れる花も

真っ赤な夕暮れも

全て忘れられない景色に変わる

 

誰もが平等に生まれてくる

物語を書けるのは自分しかいない

遠く険しい道のりも

楽しく歩いていこう

 

君との出会いを無駄にはしない

生死の境目でも決して恐れないさ

善悪や是非に惑わされても

自由が奪われることはない

 

どんな危険が待ち構えていても

たとえ後戻りできなくても

後悔はしない

どんな運命も受け入れる

 

この広い世の中を 自分の家にしよう

歩いた歳月を決して裏切らない

橋から花火を望み

甘い言葉をささやく

全ては愛する彼女のため

 

誰もが平等に生まれてくる

物語を書けるのは自分しかいない

遠く険しい道のりも

楽しく歩いていこう

 

この広い世の中を 自分の家にしよう

歩いた歳月を決して裏切らない

橋から花火を望み

甘い言葉をささやく

全ては愛する彼女のため

 

誰もが平等に生まれてくる

物語を書けるのは自分しかいない

遠く険しい道のりも

楽しく歩いていこう

 

 

なるほど!そうか!と思う点がある一方、うーん、どうだろ?という点もあるんですよね・・・(^_^;)

私のはかなり直訳的なんですが、こちらはかなり意訳というか、端折り気味な感じがします。あと、なんだか全体的な意味にまとまりがない感じがするんですよね・・・(^_^;)(えらそーにゴメンなさい)

 

特に「难逃此劫不曾悔 命运再无常也甘愿奉陪」は端折りすぎでしょう。

 

「不负数载年华」も疑問に思ってしまいました。

どんなに長い時間がかかっても負けない、耐えてみせる、ベストを尽くす、前向きに生きて行こう、とかそういうカンジじゃないかなぁと思うのですが・・・。

 

「众人之初生来有几多偏差」「众人之初生来无几多偏差」は私も考え中。
こちらでは両方同じに訳していますが。私は「无几多偏差」は二重否定みたいなカンジじゃないかと思って訳したのですが・・・うーん、わからん(笑)